種類:
ココナッツオイル
ココナッツバター
ココナッツミルク
ココナッツフラワー
ココナッツウォーター
ココナッツシュガー
ココナッツアミノ
楽器:カリンバ
僕の身の回りで最も目に付くのは、ココナツ。ココナツオイル、ココナツスキンクリーム、ココナツ系シャンプー、ココナツアミノ、ココナツミルク…。ココナツオイルは、食べてもいいし、体につけても良いこと尽くし。その詳細をここでは紹介します。
ココナツ・オイルの科学:
ココナツオイルの分子構成:8ー12の炭素原子を持つ中鎖脂肪酸は、中性脂肪ですが、その代謝経路が長鎖脂肪酸と大きく異なることが中鎖脂肪酸のメリットと言われています。それは、腸に運ばれると直接腸壁から吸収され、門脈を通って肝臓で全て吸収され、エネルギーに変換されるので、体内に蓄積しにくいほか、早くエネルギーに変換されます。一方長鎖脂肪酸(16 – 18 の炭素原子をもつ。ミルクなど。)は、代謝経路が長く、エネルギーとなるまでに時間がかかるほか、体内に脂肪となって蓄積されやすいというデメリットがあります。。
中鎖脂肪酸はどれも、抗菌作用にすぐれ、風邪や、インフルエンザの予防と、レメディー。他にも高い抗炎症作用、抗酸化作用をもち、免疫力向上などの効果を持ち、ヘルペス、カンジダ、などの予防、治療にも効果があります。
カプリル酸 (中鎖脂肪酸、約7%のココナツオイル)
ココナツに含まれる中鎖脂肪酸の中でもっとも、代謝率が早く、最も早くキートンを生み出すのでエネルギーに変換されやすく、脂肪を燃焼させます。人間の母乳に含まれています。
カプリン酸 (中鎖脂肪酸 約7%のココナツオイル)
カプリン酸は、カプリル酸に比較するとエネルギーになるまでに時間がかかるが、他の中鎖脂肪酸と同様、抗菌、抗炎症、抗酸化効果を持っています。
ラウリン酸 (ココナツオイルの50%)
ただ、ラウリン酸は、12の炭素を持ち、厳密には中鎖脂肪酸ではなく、直接肝臓では代謝されないので、キートンに変換されるまでに時間がかかります。
高い殺菌作用を持ち、昔からインフルエンザ、風邪、カンジダ、その他のウイルス系の治療に用いられてきたほか、HIVが母親から赤ちゃんに感染するのを予防する処方としても用いられます。
製造方法の違い
バージン・ココナツオイル
バージンココナツオイルは、最も自然の原型を残し、最も健康に利益をもたらします。乾燥したココナツの胚乳(肉の部分)を圧搾して抽出されます。
この圧搾方法には、遠心分離法、発酵分離、低温圧搾の三通りがメインの方法で、この違いが差を産むのは、発酵分離法が熱を加えるため他の果物などと同様、栄養価を損なうと思われてきましたが、2008年のマレーシアにおける研究報告では、抗酸化作用が最も高いものはこの発酵分離が行われたものであるという結果が出ています。
精製ココナツオイル
漂白、脱臭などの過程を通すものを一般的には精製ココナツオイルと呼んでいます。バージン・ココナツオイルとは異なり、ココナツ独特の匂いや、癖のある味が軽減されています。ほとんどの精製ココナツオイルは、高温でプロセスされている、または、強い化学薬品を使用しているものも多く、これらはココナツが持つ抗酸化物質などを損なっています。
薬 効
認知症、アルツハイマー、の自然治癒薬。記憶力、頭の働きをよくする。
中鎖脂肪は肝臓で直接キートーンに変換され脳に届きやすいエネルギーとなります。キートーンは、インスリンの作用を待たずにエネルギー化されます。人間の脳はそれ自身でインスリンを作り、グルコースを変換して脳細胞のエネルギーとする機能をもっていますが、アルツハイマーの患者は、自身の脳でインスリンを作る能力を失うので、キートンがアルツハイマー患者の脳細胞の改善を助けるのです。
炎症、リウマチを軽減させる。
インドの研究では、バージンココナツオイルに含まれる高度の抗酸化物質が、炎症を軽減し、現行の処方薬よりもリウマチの様々な症状を緩和するという報告がなされています。
癌の予防
ココナツオイルは、癌に効果を見せる二つの側面を持っています。一つは、ケトン体を生み出すのが容易であるということ。癌細胞は、ケトン体からエネルギーを得ることができず、そのエネルギーはグルコースに依存しています。これが、ケトジェニックダイエットが、最近の研究で癌に効果があるという報告がなされている理由ではないかと予測されています。
二番目の側面としては、ココナツオイルに含まれる中鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸は、バクテリアの脂肪膜を消化し、胃の中のバクテリア(例えばピロリ菌)などを殺すことができるので、胃がんリスクを減らすことができます。
エネルギーアップ
ココナツイルは比較的容易に消化され、代謝を活発にし持続性の高いエネルギーを生産します。品質が高く、プロセスされていないココナツオイルは、それに含まれる中鎖脂肪酸を直接肝臓に送り込み、そこで直接エネルギー として変換されるので、もっとも大きな効果を得ることができます。最近では、多くのトライアスロン選手たちがココナツオイルを長時間レースの燃料として摂取しています。
皮膚の問題への効果 (火傷、湿疹、ニキビ、フケ、皮膚炎など)
ココナツオイルは、洗顔、モイスチャライザー、また、日焼け止めとしても活用されますが、皮膚の問題にも効果があることが分かっています。基本的に、ココナツオイルに含まれている中鎖脂肪酸、ことにカプリク酸と、ラウリン酸のもつ抗炎症と抗菌作用が、あらゆる皮膚の問題に効果的です。リップクリーム、ローション、ココナツオイルバスなど、様々なものを自家製で作ることが可能。
歯や歯茎の退化を抑制する。虫歯、抗炎症。オイルプリング
ココナツオイルによるオイルプリングは、伝統的にインドで行われてきた歯周病予防の方法。オイルプリングに含まれる高い抗菌作用が、オイルプリングにおける高い効果を導き出す。
- オイルプリングは、唾液の中に含まれる重金属を取り除く。
- オイルプリングは、唾液の中に含まれるあらゆる環境毒素を排除する酵素を活性化し、口内から体の無垢に侵入するのを防ぐ。
- このことから、口内のみならず、体全体の健康に効果的だとされている。
ココナツオイルの飽和脂肪酸は危険か?
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5855206/
イギリス 2017年
オリーブオイル、バター、ココナツオイルによる実験
91人の参加者に1ヶ月間、それぞれ異なったオイルを摂取させる。
Table 2 shows mean changes in the primary and secondary outcomes at the 4-week follow-up within each randomised group and comparisons between each pair of randomised groups. LDL-C concentrations were significantly increased on butter compared with coconut oil (+0.42, 95% CI 0.19 to 0.65 mmol/L, P<0.0001) and olive oil (+0.38 L, 95% CI 0.16 to 0.60 mmol/L, P<0.0001), with no differences in change of LDL-C in coconut oil compared with olive oil (−0.04, 95% CI −0.27 to 0.19 mmol/L, P=0.74). Coconut oil significantly increased HDL-C compared to butter (+0.18 95% CI 0.06 to 0.30 mmol/L) or olive oil (+0.16, 95% CI 0.03 to 0.28 mmol/L).
「LDL コレステロール(悪玉コレステロール)は、オリーブオイルや、ココナツオイルに比べてバターを摂取したグループが最も上昇した。また、LDL-Cにおいては、ココナツオイルとオリーブオイルの差はほとんどなかった。ココナツオイルは、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を著しく上昇させた。また、炎症マーカーとして用いられる、Cリアクティブタンパク質もココナツオイルは、顕著にその値を低くした。」

ココナツミルク
- 中鎖脂肪酸が最も含まれる。
- 家で簡単に作ることができる。
- 牛乳などで起こるアレルギー反応がない
ココナツウォーター
- ポタシウムが豊富。1カップで約600mg エレクトロライト源 (体を潤す、血中phバランスを整える、神経と筋肉の機能を調整、傷ついた組織を再生する)ちなみにスポーツ選手を二組に分け、それぞれココナツウォーター組、ゲータレード組に同様の激しい運動をさせたところ、その疲労度合いには全く違いがなかったというデーターがあります。
ココナツビネガー
ココナツの樹液から作られており、ビタミンC、ポタシウム、亜鉛、マグネシウムなどを含むほか、ポリフェノルも豊富で、おまけに8ー12ヶ月発酵されるので、プロバイオティックであり、血糖値コントロール、減量、心臓関連の健康維持に効果的であると言われています。(科学的データによる根拠はまだない。)極度に酸性なので、多量に摂取すると食道や、歯などに逆効果を表す可能性があるので少量を摂取すること。乳幼児は飲んではいけない。
ココナツアミノ 醤油の代わり。ココナツの樹液と海塩のみ。
- 醤油には300mg/1tsp の塩分が含まれるが、ココナツアミノには平均90mgしか含まれていない。
- 醤油にはグルテンが含まれる
- 醤油にはMSGが含まれているものがある
- 大豆の90%以上はGMO
- 17種類の自然生成のアミノ酸が含まれ、ビタミンb Bにも恵まれ、また、PHバランスもほぼパーフェクトである。