脳をいつまでも最高に保つためには

生き物の究極を語っているような話があります。
アメリカ、オハイオ州立大学だったと思いますが、コレステロールの影響について知るための動物実験をしました。ネズミに高コレステロールな食物を一定期間与えるわけですが、他の全てのグループのネズミのコレステロールが同様に上がっているのに、あるグループのネズミのコレステロールが全く上がらなかったとう矛盾が起きました。後に調べたところ、このネズミのコレステロールが上がらなかったグループは、食物を与える際にそのネズミを撫でたり、キスしたり、遊んでやったり、話しかけたりし、そのネズミを可愛がって食物を与えたのでした。食事を与えられる際の幸福感がネズミの脳で特殊な化学物質を生成し、コレステロールの代謝経路を変化させ、コレステロールを無害の化学物質に変化させたということでした。
この結果からも分かるように、ただ良い食べ物だけ食べていれば良いということではなく、その食べる時の精神状態、感情などが大きく影響するということです。心の状態が、栄養を毒にも変え、毒を花蜜にも変えてしまうのです。これは、食事だけに限らず、普段自分が吸収すること、感情、他人の言葉、エネルギー、日常で起こることなど全てに当てはまると思います。
僕は、高齢=病気、高齢=認知症、高齢=精力低下というような一般のステレオタイプを全く信じていません。なぜなら、全くそういう衰えのない高齢者をさまざまな分野でたくさん見ているからです。
まずは、そういうマインドセットから無くしていくことが必要でしょう。心(マインド)は、肉体と繋がっており、心は毒素でさえも栄養に変えてしまうような力を持っています。まずは、あなたがあなた自身を作っているということを知ることが必要です。
さらにもうひとつ究極的なことを言うなら、健康はこれすなわち「己を知る」ということです。
自分の体を知る、自分の心を知る、自分の精神を知る、感情を知る。そして、そこに自分を傷つけたり、劣化させる要因があるなら、それを改める、乗り越える。時には、それが物理的なエキササイズであったり、瞑想であったり、ヨガであったり、断食であったり、座禅であったりということなんだと思います。自分のやりたいことを知る、自分が嬉しいと感じている瞬間を知る、そういう自分認識が自分を知るきっかけとなります。
個人的にはこれに最も貢献してくれるのは「マインドフルネス」ということではないかと思います。
マインドフルネスは、客観的に自分を見つめられる「真実の自分」を気づかせてくれます。普段認識しない自分の一挙手一投足、無意識に起こっている考えや感情に意識を向けることで、「無意識のアクション」を減らしていくことが、同時に脳の認識をも高めてくれることに繋がるのではないかと僕は考えています。
脳をベストにする直接的な方法ではありませんが、ホリスティックに見て自分が幸せであることがベストの脳に貢献してくれるなら、やはり自分を抑えつけたり、傷つけたり、嘘をついたりせず、自身を自由に解放してあげることが永続的に脳をベストにする方法であることは間違いありません。
「あなたの脳をベストにするには」シリーズ、お役に立つことができたでしょうか?
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