
腰痛をまずは気質的に癒してくれる、食べ物、栄養などを紹介したいと思います。主に、骨や、関節、軟骨、などをサポートしてくれる栄養素を含みます。なお、ググれば簡単に出てくるような、カルシウム系(小魚、牛乳、海藻、その他)などはここでは列記しません。(ちなみに、僕は牛乳はおすすめしていません。)基本的に僕がアメリカで実際に常食し、最も効果のあったと感じる三つを紹介します。
ボーンブロス
骨、関節関連を癒すのに一番の特効食といえばやはり「ボーンブロス」でしょう。ボーンブロスは、骨付き肉と野菜を主な材料として長い時間煮込んだスープです。ボーンブロスには、19種以上のアミノ酸、コラーゲン、ゼラチン、グルコサミン、コンドロイチン、エレクトロライトなど、骨や、関節の軟骨などが必要とする栄養素が体に最も吸収しやすい形で含まれています。骨の形成のみならず、免疫強化、腸内善良バクテリア増加にも役立ちます。
ただ、ボーンブロスを作る際に気をつけたいのが、材料の品質です。抗生物質、農薬、穀物、ホルモンなどで汚されている肉などであればせっかくのボーンブロスも、逆効果となります。可能な限り、グラスフェッド、オーガニックに近い品質の良い肉と野菜を使用するようにしましょう。
ボーンブロスは、鶏肉、牛肉、豚肉、また魚のエラを使用したりしても作れますが、個人的には牛肉で作ったものが最も元気が出て、精力もついたことを報告しておきます。
コラーゲン

コラーゲンを一言で説明するなら、身体の接着剤です。コラーゲンは、骨や体を一つにしている重要なタンパク質の一つで結合組織に多く見られます。本来コラーゲンは、人間の体で作られますが、加齢とともに生産量が減ってきます。ですので、このコラーゲンの生産をサポートしてあげることが腰痛、ヘルニアなどの治癒には不可欠です。
身体のコラーゲン生産をサポートしてくれる食べ物の例:
- オレンジ、イチゴ、ピーマン、ブロッコリ(ビタミンCの豊富な食物)
- 魚、キャベツ、肉類(プロリンの豊富な食べ物)
- 赤身の肉、グラノラ(グライシンの豊富な食べ物)
- 牡蠣、ナッツ類、赤身の肉(亜鉛の豊富な食べ物)
また、サプリとしてのコラーゲン粉末は、個人の経験として椎間板ヘルにはには思ったほど効果を感じませんでした。理由は、おそらくコラーゲン自体は直接体に吸収されず、前述したような各種アミノ酸や、栄養素を必要とするからではないかと予測しています。ヘルニアにかかって肉の摂取量が増えましたが、その方が効果があったように思えます。
ウコン

日本ではそれほどではありませんが、アメリカ健康界ではウコン(カーキュミン)が体に良いことが大々的に認められています。これは、その抗炎症作用や鎮痛作用が認められているからです。ウコンは当然ながら炎症がその主な原因である腰痛の軽減にも効果があります。それだけでなく、血行を改善したり、肥満を抑えたりする効果もあることが研究で認められていますので、オーバーオールの健康維持に常時摂取しても良いかもしれません。
ウコン粉末は、サプリとして売られているほか、アメリカであればWhole Foodsなどで生のものを入手することが可能です。僕は、これを朝のスムージーにインドの伝統的な方法をとって生姜と一緒に、もしくはゴールデンティーとして摂っていました。
以上3つに加えて、ビタミンで欠かせないのが、ビタミンDだと思います。また、ビタミンAはカルシウムの吸収を助け、また、2015年の研究によってビタミンCの欠乏が骨の負傷、故障を誘発、骨粗鬆症の原因ともなることがわかっています。ですので、A、C、Dを気にかけて摂取することをお勧めします。
次回は、「ベストな腰を作るーセラピー」をお届けします。
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“ベストな腰を作る 慢性腰痛、ぎっくり腰、ヘルニアからの脱出 – その2 栄養と食事” への1件のフィードバック