
さて、栄養とダイエットを気を付けながら、身体の内側から癒しを始めたら、同時に気質的な癒しを外側から与え、エネルギー的な癒しをそれに加えてあげると大変効果的です。普段の自分の無意識な体のテンションや、座り方、眠り方、立ち方などが体に負担になってないかなどをよく知り、腰に負担にならない姿勢や、動きを学んでいくことが身体的にとても重要なことです。
藁をも掴むような気持ちで、色々試した経験をもとにここに4つ、大変効果のあったセラピーを紹介します。
アレキサンダー・テクニック https://www.alextech.net

アレキサンダーテクニックは、1900年初頭にF.M. アレキサンダーによって創設された代替医療です。無意識の姿勢が、体の随所に緊張を起こし悪影響を与えるとういう考えから、姿勢の矯正が主な目的となります。プラクティショナーは、患者と長い時間をかけて、患者にどのような癖があるのか、どのような動作をするのかなどを見極め、それらがどのような悪影響を体に与えているのかを説明し、矯正していくパーソナルセラピーセッションが中心です。

幸いにも僕の友人にアレキサンダーテクニックのプラクティショナーの方がいらっしゃったので、彼女に会って診断、セッションを数回受けました。椅子の座り方、立ち方、歩き方、コンピューターを使うときの心掛け、ベッドから起き上がる際に腰に負担のない方法など様々な細部にわたる日常の動作に対するアドバイスを受けました。ソファにゆったりと座るような「リラックス」と呼んでいるほとんどの姿勢が、実は最も腰に負担のかかる姿勢だと知り驚かされました。
このセッションを受けて、日々の動作からくるような腰の痛みは驚くほど軽減し、今でも特に座る時、立つ時などセッションで学んだことを守り続けているので、大分腰への負担がなくなったのを実感したことを記憶に定めています。
プロロセラピー

プロロセラピーは、注射療法の一種で、自然治癒力を利用したものです。考え方的にはホメオパスなどと同様、人間に本来備わる自然治癒力を誘発し治癒を促します。
具体的には、機能障害のある靭帯、腱、筋肉や関節にデクストロス、ブドウ糖などの糖を注入して意図的に患部を刺激し自己免疫を誘発させ治療を促します。
僕も3度ほど2−3週間の間隔を空けて打ち、痛みや張りが激減しました。
科学的根拠や研究データーは少ないですが、それはホメオパシーが科学的根拠がないのと同様、代替医療法にお金を注ぎ込んで科学的研究をするということは稀です。プロロセラピーは、アメリカのメジャーなバスケットボール選手であるコーベ・ブライアントが38歳でアキレス腱を破損した際にこのプロロセラピーで復活したなど、プロスポーツ界で多くの選手たちが利用する特効治療となっています。
プロロセラピーに加えて、ステムセル・セラピー(幹細胞療法)も骨や椎間板再生効果が高いとされており、僕の信用する多くの医師やヘルスエキスパートたちが取り上げていますが、僕は試さなかったのでここでは省きます。興味のある方は調べてみると良いでしょう。
エゴスキュー https://egoscuejapan.com

エゴスキューは、今からおよそ50年ほど前にアメリカ軍人であったアンソニー・エゴスキュー氏によって考案されたボディーワークです。体に痛みが起こるのは、体の筋肉が正しく使われていないこと、骨格が歪んできることが原因だとして、個人個人に合った様々なエキササイズを行うことによって治癒していきます。
僕の体験は、最初に様々な角度から、立つ、座る、横になるなどの基本的ポーズの写真を撮り、基本的動きの可動力や範囲を測定し、体の歪みや、筋力の差などを理解したのち、僕に必要な一連のエキササイズを一つ一つ一緒にやっていくというものでした。1、2週間間隔で進捗状況、変化状況をその都度測定、その状態によってエキササイズを変えたり、新しいものを取り入れたりを繰り返していきました。
こちらも、体が矯正され筋肉や骨格が自然本来の形となり機能することを目的としていますから、自然治癒力が高まり腰の治癒に大きく貢献してくれることは間違いありません。
エゴスキューの基本的考えに、筋肉は動かさないと痛みを起こすというものがあります。腰の問題も「痛い」からと言って安静にばかりしていると余計に悪化し、なかなか治癒ができないというケースが多々あることを知っておくことも重要です。
鍼灸

色々なセラピーを受けましたが、やはり短期的に痛みを和らげ、長期的にも効果があったのは、僕にとっては針治療であったように思います。僕の場合は、幸運なことに近隣に良い先生を見つけられたため定期的に通い痛みを軽減することが可能でした。
僕がこのヘルニア体験で理解したのは、自分の長年行ってきた姿勢や、動きのクセ、マインドセット、思考パターンを含めた全てが腰の問題に影響しているということでした。ですので、痛みを和らげ、エネルギー(氣)の働きをサポートするために鍼灸、基本的な動きや、姿勢の見直しと矯正、筋肉の再生にアレキサンダーテクニーク、エゴスキューを利用していたと思います。
その他
また、日頃の運動として最も僕に合っていたのは、やはり太極拳や気功であったと思います。太極拳を行った後の数時間は痛みや張りがほとんど元に戻るようなことが多く、腰を痛める以前より頻度を高め太極拳を行っていました。気功や太極拳は、腰回りを重要視するので、筋肉が内側からほぐれ、エネルギーの流動をスムースにします。エネルギー面からのサポートも重要だと強く理解しました。
ちなみに僕は「ヨガ星人」ではなく、ヨガの体験がほとんどありません、ですので、ヨガは取り上げられません。が、ヨガも効果のありそうなエキササイズであると考えます。経験のある方は是非ともその効果などこちらでコメントください。
個人的な経験として申し添えますが、フィジカル・セラピー(理学療法)と、カイロプラクティスは、ほとんど効き目を感じられませんでした。ことにカイロプラクティスでは、症状が悪化し、その後通院を辞めた苦い経験があります。もちろんこれには個人差があると思いますので、信用のおける先生が見つかったなら、自分の感覚を信じて、良いと思ったことを試してみるのは大事かと思います。
いずれにしても、その道の良い先生を見つけることが治療には最も影響が大きいかと感じた次第ですが、以上のセラピー情報を参考にして試してみていただければ幸いです。
読者の方もぜひ、こんなセラピーが効いた、というような経験がありましたなら、こちらでシェアーしていただければ嬉しいです。
次回は、「腰痛最強のエキササイズ」をポストします。
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“ベストな腰を作る 慢性腰痛、ぎっくり腰、ヘルニアからの脱出 – その3:腰最強のセラピー” への1件のフィードバック