ブログの中でいくつかエキササイズを紹介していますが、これから少しずつそれらをビデオにして上げていこうと思います。

まずは、「ベストな腰を作るー最強のエキササイズ」でご紹介したシルクリーリング（纏絲功）を紹介します。

シルクリーリングは、太極拳のエキササイズですが、主に陳式太極拳で強調されています。僕が陳式を学んでいた時には必ず最初の約３０分間、このシルクリーリング・エキササイズを最初の準備運動として行なっていました。

主に太極拳では、このエキササイズによって筋肉をやわらげ、氣の回りを良くすることのみならず、身体内の氣や勁（ジン）の働きで体が動かされるということを感覚的に学んでいく術でもあります。

僕が椎間板ヘルニアの激痛期を少し通り過ぎ、体が少し動かせるようになってから、これを１日に２、３回行うことによって、腰周りの強張りが取れ、行なった後の３時間くらいは痛みが嘘のように取れヘルニアなんて夢だったように感じたのを今でも覚えています。

このビデオでは、数あるシルクリーリングエキササイズのフォームの中から、腰と肩をほぐしてくれるものを４つ選んでありますので、ビデオを見ながらやってみていただければ良いかと思います。

シルクリーリングの動きのコツ：

1. 体の一つの部分が動くと体全部が動くということ

この動作によって、体全体が一つのつながりを持って連動して動くことを感覚的に身につけるようにしてください。

2. 丹田の氣の動きが体全体を動かすことも感覚的に意識する。

太極拳的に言うと丹田の動きが体を動かすことを学ぶエキササイズでもあります。しなやかに、円を描くように途切れなく動くことを心がけてください。

3. エキササイズの目的箇所に意識を当てる

意識をエキササイズの目的の身体部分に当てることは、非常に効果があります。しかしながら、集中しすぎると、氣をそこに溜めてしまうことになりかねませんので、適度に意識を充てるようにしてください。

おまけ！

陳式太極拳の19代目子孫とされる、陳小旺氏が８０年代にデモンストレートしたごく稀なシルクリーリングビデオがありますので、興味のある方はご覧になってみてください。

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