
冬の風邪やインフルでには、喉がイガイガ、痰が絡むような湿った咳は結構つきものですが、これに最大の効き目を表すお婆ちゃんの特効薬といえば、やはり蓮根ではないでしょうか?

蓮根は痰や咳に抜群の効果を発揮します。痰が絡んでなかなか切れない、咳が出るなどの症状のある時に沢山食べると次の日には随分とよくなった記憶があります。
僕のお婆ちゃんが伝授してくれたことではないのですが、一般的には生姜と混ぜて温めて飲む蓮根湯が伝承医学としては最も一般的ではないでしょうか。しかし、僕の場合レンコンを砕いて丸めて衣をつけ、揚げて食べるのが大好きです。この方法ですと栄養分も抜けないのでしっかりと効くはずです。ですが、やはり生が栄養分を最もそのままの形で体内に吸収できるので、生に近い形でいただくのが良いでしょう。
蓮根には、ビタミンC、タンニン、カリウム、繊維などが豊富に含まれ、どの成分も喉の炎症に効きます。ですが、特にこの成分がというよりは、総合的な蓮根の成分が、うまくシナジーを起こして効果を発揮している気がしてしょうがありません。
やはり、仏教やヒンデゥー教の聖華であり、インド、ベトナム、スリランカの国花、お釈迦さまが水の上を歩いた際にその足跡から咲いたとされる神秘的な花だけあって何か不思議な力を感じます。
また、太陽に当たらず水の中で育ち、茎が肥大化して穴をあけた蓮根の稀な生育状況も、普通の野菜と異なる何かを持っている気配がします。
ということで、今日はちっとも科学的見解には至っていませんが、蓮根の威力、ぜひ今度風邪を引いて痰が絡んだら試してみてください。
これまで冬の風邪に備えるためのお婆ちゃんの知恵を5回に分けて紹介しました。日本に根付く家庭伝承医療、お婆ちゃんの知恵の中にはたくさんの効果の高い風邪治療方法が存在しています。
やはり、医食同源という言葉はジンと心に響きますね。
では、残りの冬を元気にお過ごしくださいませ。

蓮根湯レシピ
【材料・作り方】
鍋にカップ1/2の水を入れて火にかけ、
皮付きれんこんのおろし汁大さじ3と生姜汁2.3滴、
塩少々を加えて、さっと煮立てる。
沸騰する直前に火からおろし、温かいうちに飲む。
Recipe by 小川原智子のマクロビオティック料理教室
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