
血液型によって、合う食事、合わない食事があるということをご存知ですか?
このことを徹底的に研究したのが、アメリカのピーター・ダダモ博士です。
血液型の起源説はいろいろあるみたいですが、O型起源説というのが一般的に理解しやすいもので、このダダモ博士の説もこの起源説をベースに解説されています。
事実、アフリカ人のほぼ90%がO型です。そこから、人類が食物を求めてユーラシア大陸に移動し、ことにアジアで穀物を主に食するようになりました。それまでの狩猟による肉食から、農耕により穀物や植物主流となり、炭水化物をさらに栄養として吸収しなければならなくなったことから、血液に進化が起こりA型がうまれました。血液型分布を見ても中近東からアジアでA型が多く、続いてB型は、さらに寒冷地へ移動したヨーロッパ人に多く、ことに寒さと、乳製品に対応したという理論です。AB型は最も新しく、歴史的に見ても一千年くらいしか経っていないというのが通説です。
(世界の血液型分布:https://www2.palomar.edu/anthro/vary/vary_3.htm)
ですので、それぞれの血液型が主にどのような食べ物で活気付くかというと、大きく分けてO型は肉食、B型は雑食、A型は野菜、穀物ということが言え、また、一般的にO型はそれぞれの血液型の中でもっとも強靭で免疫力も高く、病気にかかりにくい。そして、A型は免疫力が比較的低く、がんや心臓病にも罹りやすいというようなことが統計を見ても言えているようです。
ダダモ博士によると、これはそれぞれの血液型でレクチンタンパク質への反応が異なり、これが健康に大きく関係しているようで、それを元に各血液型に合った食事で健康を維持するという考えです。
ちなみにアメリカでは、O型が最も多く、日本ではA型が最も多くを占めます。アメリカで、肉食が多く、日本食が古来から穀物、植物ベースであることも納得が行きます。
これは、僕の考えですが、今流行りのパレオ、ケトジェニック・ダイエットなんかも、おそらくO型の多いアメリカでの方が良い結果が出るだろうという気がします。
自分の血液型にあった食事や健康法を知ることも、人生を最高に生きるための参考になるでしょう。是非、興味のある方は読んでみてください。
日本語本がありました。表紙からの印象でなんとなく内容の薄っぺらい本かなという印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。あしからず。
dadamo Dr. New Blood Type Health Weight Loss (Shueisha Bunko)

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