
僕が過去5年間行なっているデトックスは、アメリカで最も古く名声の高いナチュラルパスの大学、バスティア大学の創設者であるジョセフ・ピッツォルノ博士が自らの知識を元に作り出したデトックスプロトコルであることを前回話しました。これは彼の著作である、「Toxin Solution」という著作にその詳細が詳しく書かれていますが、今回は、その中の最初のフェーズであり最も体に変化を感じることがっできる、「腸デトックス・フェーズ」に焦点を当ててみます。
大きく分けて、僕らの体には解毒に関わる臓器が3つあります。それは、腸、肝臓、腎臓です。

しかしながら、これを個別にデトックスしてもあまり効果は期待できないばかりか、余計に体調を悪くしてしまう理由を、ピツォルノ博士は以下のように語っています。
デトックスは、まず腸と消化管から始めます。デトックスは常にここから始めなければならないからです。なぜでしょうか? それは、最初に腸をきれいにしなければ、腸にたまった毒素やその副産物が次の器官――つまり肝臓――へと流れてしまうからです。
有害な腸は、有毒な代謝産物やその他の有害物質を常に漏出させており、その結果、肝臓や腎臓に大きな負担をかけます。腸の修復をせずにデトックスを始めることは、家の中のゴミや不要物を一つの大きなゴミ袋にまとめて、それを冷蔵庫の中に空けて捨てるようなものです。きちんとした裏口からそのゴミ袋を外のゴミ箱に運ぶ準備ができていないなら、その作業には意味がありません。
Pizzorno, Joseph E.. The Toxin Solution: How Hidden Poisons in the Air, Water, Food, and Products We Use Are Destroying Our Health—AND WHAT WE CAN DO TO FIX IT
過敏性腸症候群、リーキーガット、そしてグルテン、GMO、そして抗生物質などを摂取することによっても腸のバクテリアバランスを悪くし、悪玉菌を増殖させ、腸に毒素を溜め、それらを処理しけれなくなり、私たちの腸は近年ますます弱ってきています。
腸機能の良し悪しは、脳や、肝臓などにも大きく影響を及ぼすので、この腸の機能を正常に戻すことによって、体本来の持つ排毒機能が大きく高まり、実感として体の変化を最も感じるフェーズと言えます。
この腸フェーズは、このデトックスの最も最初に行うべきものですので、次の肝臓フェーズに進まずにこれを単体でも行うことができるのみならず、方法も最もシンプルで、必要なサプリも少なく日本でも簡単に入手することができますので、ことに日本に住んでらっしゃる方にはお勧めです。
以下、簡単にプロセスを説明します。
- 第一週目 :クレンジングダイエットを行う。
- 第二週目 :悪玉菌やその他の毒素を排泄し、腸をきれいにする。
- 第三週目 :腸に必要な善玉菌を増やし、胃や、腸壁の粘膜を整える。
第一週目は、これまでの食事を少し制限し、主に繊維と排泄力、解毒力の高い食事を通して、デトックス準備のための体調整に向けてのクレンジングを行います。
第二週目には、アーユルベーダやその他の伝統医療でも古くから使用されているハーブを使用し、腸の悪玉菌を退治し、それを排泄しながら腸を整えます。
そして第三週目に、悪玉菌や毒素の減った腸にプロバイオティック、プレバイオティックを与え、引き続き排泄力、解毒力の高い食事を継続しながら腸を整えます。
体験していただくとわかると思いますが、デトックスを行うとこれまで蓄積してきた体の毒が体内で溶け出します。よってあなたの体に毒が溜まっていれば溜まっているほど、体調が一時的に悪くなります。これは好転作用ですので、解毒がスムースに行われればすぐに去り、そのあと蘇るように体調が良くなるのを感じ取ることができます。

私自身や、私とヘルスセッションの過程でデトックスを行った方々の中には、お通じが定期的になり、痩せたい人が、痩せ、太りたい人が太り、これまでの頭の曇りが激減したり、睡眠が深くなる、など多くの効果がみられました。
さらなる詳細内容は長くなるのでこのブログでお伝えすることはできませんが、英語の読める方はピツォルノ博士の本を読んで実践していただきたいと思います。

僕も、近々この腸のデトックスをみなさんと一緒に日本語で行える機会を設けようと思いますので、興味のある方はぜひこのブログをご購読していただいて、情報を見逃さないようにしてください!
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