
日本では言わずと知れて高齢化が進み、それに比例して認知症者が年々増えています。
今や、高齢者人口が全人口の約3割、認知症患者は、そのうちのおよそ20%に上ります。
また、アルツハイマー患者は、1992年には、2万人であったのに対し、約30年経った現在では、およそ40倍の79万人と推定されています。
高齢化が進んだこともあるでしょうが、それだけでなく、ここ30ー40年で急激に増加した毒素(薬害も含めて)が大きな原因を担っていることはいうまでもありません。
高齢=認知症のように思っている人もたくさんいますが、決してそうではありません。

中国の長寿村で名高い「巴馬鎮」という村は、100歳以上の高齢者数が世界で最も多い村です。そこにアメリカの医師が長期に渡り滞在し研究をしました。
その結果、そこにいる100歳以上の人たち(百寿者)は、ほとんど病気もせず、心臓病はおろか、糖尿病、癌などもほとんどなく、認知症者もほとんど皆無に近いことがわかったそうです。
ここからも、何も高齢になれば、認知症ということでは決してないということがわかります。
そして面白いことに、世界の多くの長寿村で共通していることは、良い食事とか、良い医療とかではなくて、「素晴らしい自然」、適度な「自然労働」そして、「コミュニティー」なのです。
世界最初の医者とされるギリシャの、ヒポクラテスは、「人間は本来120歳まで生きられるように設計されている」と言っていました。
僕もこれを当然のことと考えています。
一見、統計などでは寿命がどんどん伸びているようですが、多くの高齢者は、寝たきり、頭はボケて、がん、糖尿、心臓病といった病気にかかっていたり、透析を受けていたり、入院していたり、介護を受けなければ生活できないような状態を継続させられている状態ではないでしょうか?
これは本当の長寿では、ありません。決して「寿」という字をつけられるような、めでたい長生きとは言えません。では、めでたい長生きをするにはどうすればいいのか。
まずは、恐らく私たちがベストでいるために最も重要な「脳」について、僕の知る限りの「脳をベストにするには」どうすればいいのか、これから5回に渡ってみなさんとシェアーしていきたいと思います。これは、是非とも若い20代、30代の方々、病気がちの方々、健康を心がけている方にも読んでいただきたい情報です。