ベストな睡眠を誘うには(その1)「睡眠と不眠」

この回では、ごく基本的な睡眠のしくみを知っておこうと思います。それによって、不眠というものも理解できるでしょう。

よく「レム睡眠」という言葉を聞くと思います。

ちなみにレム(REM)は、Rapid Eye Movementの略で、眠っているときに目が速く動くので、この名前がついています。このREM睡眠状態では、脳波が起きている時とあまり変わらず、一番夢を見やすい状態と言われています。(ちなみに筋肉は休んでいるので、俗にいう「金縛り」にかかりやすい状態)

これと対照的にノンレム睡眠という睡眠状態があり(「非レム睡眠」という意味)、このノンレム睡眠はまた3段階に分別されています。中でも最も大切なのがディープ睡眠という状態で、この睡眠状態で俗にいう「脳のクリーニング」を行なっています。

最近の研究報告では、睡眠中に脳内で機能しているゴミ処理システム「グリンファティック・システム」によって、アルツハイマーの原因であると言われているベータ・アミロイドが同時に処理されている、という報告をしています。よって、慢性的な不眠の症状などがある人は、ベータ・アミロイドが蓄積して、アルツハイマーにかかりやすくなることを示唆します。

この、ノンレム睡眠とレム睡眠を一回の睡眠で3回から4回繰り返し、眠りに落ちてから最初の1〜2時間で一回目のディープ睡眠を経験します。このサイクルごとに睡眠は浅くなって行くので、この最初のディープ睡眠をぐっすり過ごすことができると、翌朝スッキリしている可能性が高いと言われています。

簡単に睡眠のパターンがわかったところで「不眠」について少し話しますが、不眠には大きく分けて二つのパターンがあるようです。

一つは、ベッドに入ってからそのまま眠れない。

もう一つは、夜中に目が覚めて考え事や、不安に苛まれ再度入眠することが困難になってしまう。

この二つのパターンの原因は、それぞれに異なります。

夜中に目が覚めるパターンの大きな原因の一つは、エネルギー不足です。

よく、眠るにはエネルギーがいると言いますが、これは生理学的に正しいようです。

睡眠中、脳は芝刈りならぬシナプス刈り(Synaptic Pruning)に精を出し、脳で不要なシナプスを約20%も処理して新しいインプットへの準備をします。ですので、この重労働を支えるエネルギーがないと体はコーチゾルと糖を上げエネルギーを配給しようとするので、脳は軽い戦闘状態に陥り、考え事や不安を誘発してしまい再度入眠することが困難になるのです。

このパターンの不眠がある人は、手っ取り早、以下を試して見ると良いでしょう。

ベッドに入る30分くらい前に以下のいずれかを摂取して、脳にあらかじめ栄養を与えておく。

  1. コラーゲン
  2. MCTオイル (ちなみに日本ではMCTオイルを味噌汁に入れて飲むのが流行っているらしい)
  3. 生蜂蜜を少量

僕も夜中に起きることがありましたが、コラーゲンと、生蜂蜜を麻ミルクに混ぜて寝る前に飲んだら朝までぐっすり眠れました。3つを全て摂取しても構いません。なお、生ハチミツは決して温めてはいけません。

さらにあなたの睡眠の質を上げるために、また、ベッドに入ってそのまま眠れないパターンの場合は、これからシリーズでお話しする様々なポイントを一つ一つチェックして、少しでもあなたの睡眠がベストに近づくようにトライしてみてください。

MCTオイル(Amazon Japan)

https://www.amazon.co.jp/s?k=mctオイル&crid=2YW3VRA7EKRGA&sprefix=MCTオイル%2Caps%2C186&ref=nb_sb_ss_ts-doa-p_1_6

コラーゲン(Amazon Japan)

https://www.amazon.co.jp/s?k=コラーゲン&crid=1R9BG08F0HUK8&sprefix=コラーゲン%2Caps%2C138&ref=nb_sb_ss_ts-doa-p_1_5

ちなみに、日本の商品は試したことがないので、品質がなどどの程度良いのか分かりかねます。

次回は、睡眠と栄養について、お話ししてみます。どうぞ購読してお見逃しなく!!

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