冬の風邪とインフルに備えて ー ばあちゃんの科学 3 ー はちみつ大根

風邪の治療、予防でばあちゃんの知恵の決定版は、なんといってもはちみつ大根ではないでしょうか?多くの人にとって下手な市販のうがい薬より効果があるようです。

はちみつは、

古くから世界中でさまざまな民間療法として残っており、傷の治療や、細菌性疾患に用いられてきました。遡ると、紀元前2000年あたりの文献にも飲用薬、軟膏として登場しています。

はちみつレモンや、はちみつ大根、などが家庭医療に使われる理由は、はちみつの強力な抗菌作用が理由です。

はちみつは、酵素的な生成によって過酸化水素(オキシドール)を作り上げ、抗菌、殺菌作用を発揮します。また、その糖度も最近の活動に必要な水分を吸収してしまうため、細菌の活動を妨げます。さらには蜂蜜は弱酸性で、phレベルが平均して3.7と低く、その事実が酸性に弱い細菌やウイルスを生存困難にしてしまうもあげられます。

また、オーストラリアで主に採取されるマヌカ蜂蜜になると、さらに抗菌、殺菌作用が高いことがわかっています。

一方、大根の方も殺菌作用が高く、ことに辛味として感じられるフィトケミカル成分であるイソチオシアネート類には、消炎、殺菌作用が含まれており風邪やインフルの予防に効果てきめんです。

大根のもう一つの強みは、消化酵素が豊富であることでしょう。

大根には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼという主に三つの消化酵素を含んでいます。アミラーゼは、澱粉の消化吸収を促し、プロテアーゼは、主にタンパク質を分解しアミノ酸を作り出します。また、リパーゼは、脂肪の消化を助ける働きをするので、伝統的に大根おろしを肉や、脂身の多い魚に添えることは科学的に理にかなっているのです。

ただ、このような消化酵素やイソチオシアネートといった成分は熱に弱く、料理することで死んでしまうので、効果を出すには大根おろしなどにして生でいただくのが良いでしょう。

大根蜂蜜は、抗菌・殺菌作用の高い大根と蜂蜜の強力な組み合わせで、ことに喉の腫れや痛みなどに効果てきめんなのが栄養学的にもやはり裏付けできるお婆ちゃんの知恵なのです。

お婆ちゃん、またしてもやったり。

はちみつ大根の作り方

  • オーガニック、もしくは無農薬大根を薄く切る
  • 容器に切った大根を入れる(プラスチック容器は避け、なるべくガラス容器を使う)
  • オーガニック、できれば生はちみつを大根が全てかぶるくらいに蜂蜜を入れる
  • 冷蔵庫で、2、3時間置き、大根がシワシワになったら出来上がり
  • 大根のエキスが染み込んだ蜂蜜を、水、炭酸水、ぬるま湯(熱湯は酵素が壊れるため使用しない)などで割って飲む。

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